ご挨拶
この度、『第52回東京ストーマリハビリテーション研究会』の当番世話人をさせていただくことになりました。
今回は、研究会メインテーマを「鬼手仏心」と銘打ち、術後の排泄機能障害にスポットを当てたものにすることといたしました。
近年、大腸骨盤外科の領域では、直腸癌の手術において、LARのみならず、ISRやtaTMEなど様々なアプローチの術式が広がりをみせています。また、術前放射線化学療法による、局所の根治性を高める取り組みとも相まって、かつては永久人工肛門造設が選択されていたケースでも、肛門温存手術が盛んに行われるようになってきました。
しかし、その代償として、diverting stoma関連の合併症や、排尿・排便障害を患う方々が、少なからずいらっしゃるという現状があります。そこで、排泄障害を起こさない工夫について議論するとともに、排泄障害を持つ患者さんを、医療施設の現場のみならず、在宅環境、地域社会において、どのように支えていくかということについて、シームレスに話し合うことをコンセプトとしました。さらに、術後排泄障害の問題を、永久ストーマを保有する方の生活と対比して考えることで、より適切な術式選択がなされるようになると思われます。
このほかにも、実際にストーマを保有する患者さんによる特別講演の企画しており、医療者と患者が「ONE TEAM」となって排泄障害について考える機会となればと願っております。
2020年9月26日、多くの皆様と学びを深め、語りあえることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第52回 東京ストーマリハビリテーション研究会
当番世話人 村田 祐二郎
(東京逓信病院 消化器・一般外科)
名称 | 第52回東京ストーマリハビリテーション研究会 |
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会期 | 2020年9月26日(土曜日) |
会場 |
TKPガーデンシティ PREMIUM神保町 テラススクエア 3階 |
メインテーマ
組織構成
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『鬼手仏心』術後排泄障害~作らない工夫と支援の輪~
当番世話人 村田 祐二郎(東京逓信病院 消化器・一般外科) |
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